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2020.1.27(木)
注目のインタビュー

大河ドラマ「麒麟がくる」
連載インタビュー

テレビ

第1回
斎藤道三 役/本木雅弘さん インタビュー

今年の大河ドラマは、謎めいた智将・明智光秀(長谷川博己)の前半生を中心に、戦国の英傑たちの物語を描いていきます。 光秀を見出し、家臣として重用する美濃の守護代・斎藤道三を演じるのは、1998年の『徳川慶喜』で主人公・慶喜を演じて以来、22年ぶりの大河ドラマ出演となる本木雅弘さんです。久しぶりの大河ドラマの現場に入り、"浦島太郎状態"と話す本木さんに、作品への思いや役柄についてお聞きしました。

道三なりの"人間らしさ"も垣間見えるようにしていきたい

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――斎藤道三の印象を教えてください。

「恥ずかしながら私は歴史にうとく、司馬遼太郎さんの『国盗り物語』も読んでいなかったので、斎藤道三という人物をよく知らなかったんです。そこで、インターネットなどで調べてみると、かつて道三はひとりで成り上がったとされていましたが、新史料により、親子二代にわたって国盗りをしたことが現在の通説になっているそうです。ということは、道三自身は武士の子として育ったエリートであり、武士としての血や肉を携えて生まれたということなんですよね。だからこそ、戦国時代に生まれた自分と真正面から向き合い、最後まで覚悟を持って生きていた人なのだと思います」

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――道三というと、"下剋上"で成り上がり、"マムシ"、"梟雄(きょうゆう)"という呼ばれ方もしています。

「人を表する言葉としてはあまりよろしくないものが並んでいますよね(笑)。道三は、相手を毒殺したり、虚を突いたり、芝居めいたことをしてずる賢く勝っていくことがありますけど、その"非道さ"というのは戦略の一つだと思うので、私は現実主義者の道三らしい合理的な賢さとしてポジティブに捉えています。池端(俊策)さんの脚本を読むと、戦国の人たちは喜怒哀楽が豊かで、人生50年の時代だからこそ、今よりももっと瑞々しく濃く生きていたというのがわかります。しかも道三は、明智光秀や織田信長を見出す先見性があったので、きっと人間に対して人一倍興味があり、生きることに愛情があった人だと思うんです。ですから道三のイメージとしてある"野心の塊"や"凄み"、"得体のしれなさ"だけを見せるのではなく、道三なりの"人間らしさ"も垣間見えるようにしていきたいと思っています」

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――主演の長谷川博己さんの印象はいかがですか?

「長谷川さんとはTBSのドラマ『運命の人』(2012年)で一度ご一緒したことがありますが、今回、久しぶりにお会いしてやはりとてもすがすがしく、スッとしてツルっとして、イルカのように愛らしく賢い人だなと(笑)。また、普段、口数が多いほうではないけれど、心の奥には大きく許容量があって、いろいろなことを理解している方だと感じました。そんな長谷川さんは、謎めいた光秀の若年期のイメージにぴったりだと思います。本作での長谷川さんは、基本的にほとんど受け身の演技で、道三だけでなく、吉田鋼太郎さん演じる松永久秀や川口春奈さん演じる帰蝶など、さまざまな相手の感情を受け止め、自分なりに咀嚼して判断力などを高めていく役だと思うんですが、現場で長谷川さんにお会いするたびに長谷川さんの中の光秀がむくむく育っていると感じるので、とても頼もしいですね。私も役者としてできるだけ長谷川さんをいじっていきたいですし(笑)、道三なりの変化球をぶつけていけたらと思います」

――あくが強い役を演じるのは大変ですか?

「いやぁ、それはもうヘビーですね。私は薄味に生きているので(笑)、毎回、気持ちを奮い立たせて演じないといけないので大変です。でも今回、道三は紗がかかった羽織や、柄オン柄のレイヤーが効いた衣装を着ているのですが、それが道三の多面性や、シンプルには読み解けない道三の複雑さを表現していると思うので、そんな衣装やメイクも武器にしています。クセのあるデザインの髭にもご注目ください」

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――22年ぶりの大河ドラマですが、思うところはありますか?

「22年前の『徳川慶喜』で共演させていただいた堺正章さんが今回、望月東庵役で出演されていますが、堺さんは『徳川慶喜』のとき、今の私と同じ50代半ばだったそうです。当時、堺さんが芸能界でキャリアと年齢を重ね、"なにが怖いかというと、誰も叱ってくれなくなることだ"と話をしていたことを覚えています。今の現場では、私よりも年下のスタッフたちが中心となり、"昔、テレビで見ていました"と言われることもあるので、私もそんな世代になったんだなと実感しています。でも、堺さんの言葉を思い出し、"何事もわかっていると思ってはいけない、初心のつもりで作品やスタッフと向き合っていくことが大切だと思っています」

――本作において、ご自身が挑戦していることはありますか?

「基本、私は役者としてすごく不器用なタイプだと思いますし、相当むらがあり、そこを生真面目さで埋めていたところがあります。でも今回はそうストイックに役を創るのではなく、少しタガが外れる場面があってもいいと思っています。というのも池端さんが、"あのころの人たちは究極の選択が訪れたとき、最後の最後は感情で動くでしょうね"とおっしゃっていたのが妙に新鮮に響いたからなんです。ですから本番ではあまり自分を抑制せず、ポンッ!と感情で前に出てみるということもトライしていこうと思っています」

――……ありがとうございました。

番組情報

麒麟がくる

毎週日曜 夜8:00〜 NHK総合

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情報提供:ウィルメディア編集部

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