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第5回
明智光秀の母・牧/石川さゆりさん インタビュー

「武士としての心構え」を諭しながらも、優しいまなざしでつねに光秀(長谷川博己)を見守り育ててきた母・牧。光秀の父が早くに亡くなったため、光秀の叔父・光安(西村まさ彦)とともに光秀と明智家を心配する様子が物語前半では描かれ、美濃を追われたときには、感情をあらわにしながらも凛とした強さを見せた姿が印象的でした。牧を演じるのは、「津軽海峡・冬景色」や「天城越え」など数々のヒット曲を歌う石川さゆりさんです。2006年の『功名が辻』以来二度目の大河ドラマ出演となる石川さんがどのように牧を演じ、『麒麟がくる』の世界に挑んだのか、その思いをお聞きしました。

「十兵衛に母としての言葉を1つずつ置いているような、そんな気がしています」

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――牧と十兵衛(光秀)はどんな親子関係だと思いますか?

「牧は、息子を育てるという感覚とは違い、ちゃんと家を譲っていく、その家をしっかりと継いでいく、その長となる者を育てていきます。十兵衛はいつどこで命を取られるかという日々を過ごして大人になっていきますが、十兵衛が帰ってきたときに“おかえり!”と声をかけるセリフにも、“けがはしてないか、ちゃんと無事か”と、その一言に気持ちを込めながら演じました。第25回では、“誇りを持って自分の思うがままに生きなさい。そうする中できっと自分のやるべきことが見えてくるはずです”と光秀に話すシーンがありましたが、十兵衛は母を美濃に送り届けて帰るときにきっと頭の中で、“誇りを持って生きていくんだ。自分には土岐源氏の血が流れている。でも思うがままって何なんだろう”と、また葛藤しながら自分の行く末を作っていくのだろうと思います。そういう良いセリフがいっぱいありますよね。十兵衛に母としての言葉を1つずつ置いているような、そんな気がしています」

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――十兵衛(光秀)役の長谷川博己さんの印象は?

「十兵衛が若かったときは、とにかくがむしゃらに感情を思いっきりぶつけている息子でしたが、経験を積み、男としての心の葛藤を持ちながら今いるわけですよね。長谷川さんと“十兵衛の心の闇なのか悩みなのか分からないけど、そういうのを感じるようになってきたよね”と、ちょっと生意気ですが、お話ししたりしていました。この1年半くらいの間に、長谷川さんも1人の男の人生をお作りになっていて、見ていてとても楽しかったです」

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――牧を演じる際に苦労したことはありますか?

「どうしても私は声も音楽に聞こえてしまうのですが、お芝居の中でも、ことばを交わすセリフの中にちゃんと音があるのだと気がつきました。いろいろな声があり、そこには感情の中の間合いやテンションの音があることをたくさん感じさせていただいたので、今度はこれを音楽の世界に、自分のところに戻るときにちゃんと持って帰りたいなと思います。歌い手は自分が真ん中に立って旗を振り、エネルギーをお客様に届けます。50年近くやってきましたが、今回は十兵衛が立ち上がっていくのを支える、見守る立場でしたので、歌い手では経験できない、人と人が心をつないでいき支えていくことの楽しさを感じました。歌もおもしろいですが、やはり“表現”は様々な角度でできますので、楽しいな、って。人を表現していくのはおもしろいですね」

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――撮影エピソードがあったら教えてください。

「最初はカツラでお芝居をしていましたが、髪の毛がだんだん長くなってきて、“あ、これ地毛でもいけるかも”と床山さんとお話して、“もう少し頑張っていただけたら”と言われたので、やってみました。地毛で演じるようになったことで、カツラを付けるよりももっとナチュラルに光秀・十兵衛の母になっていけるのかなと思いました。髪の毛が伸びていく中でお役が自分に染みていき、そしてまた自分の身体の中でも牧という役が腑に落ちていくというものを体感しました。第25回では、馬に乗るシーンがありました。以前、私がポロリと“みんなが馬に乗るシーンがあって格好いいな、馬に乗りたいな”と言ったことから、あのようなシーンを作っていただけたとしたら、“皆さん、愛をありがとう!”という気持ちです。十兵衛が馬を引いてくれて私は乗っているだけでしたので、怖くはありませんでした。馬がとてもかわいかったです」

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――14年ぶりの出演、しかも一年関わるのは初めての大河ドラマでした。

「私はいつもミュージシャンの方とアンサンブルをしながら音楽を作っていますが、大河ドラマはお芝居、ドラマの世界で、それぞれの役者さんがそれぞれの個性を持った楽器でアンサンブルをしますので、とてもおもしろかったです。歌や音楽とは違い、ドラマは“こんな感じかな”と思いながら台本を読んで、スタジオに入らせていただいても、役者さんとアンサンブルをとったときに、突然違う音程や間合いが出てきたりします。ドラマは台本という軸があり、それが音楽では譜面なのかもしれませんが、やはり役者さんはその方の役を作っていきますし、そのお役の生きざまみたいなものが、また全然違うアプローチで絡んでくるので、とてもおもしろかったですね」

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――最後にメッセージをお願いします。

「きっと絶対に麒麟は来ますので、どうぞ楽しみにしていてください。でもいきなりは来ないんですよね。いろんな日があった先に、麒麟がくると思いますので、来るまでの課程、みなさんが作る人間模様、世の動き、そういうものを楽しんで、感じていただきながら、最後まで見届けていただきたいです。私も十兵衛の成長を、母としてちゃんと見守っていきたいと思います」

――……ありがとうございました。

次回

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麒麟がくる 29話

「摂津晴門の計略」

2020年10月25日(日) 午後8:00〜 NHK総合

光秀は幕府より身を追われ身を隠した近衛前久と対面する
将軍の御座所襲撃に怒った信長(染谷将太)は、京に将軍を守る城が必要だとして、独断で二条城の建設を始めてしまう。各地から資材を召し上げながら急ピッチで進む強引な工事に、幕府の摂津(片岡鶴太郎)の元には信長に対する多くの反発の声が届く。ある日、伊呂波太夫(尾野真千子)から呼び出された光秀(長谷川博己)は、幕府より身を追われ身を隠した近衛前久(本郷奏多)と対面する。前久は今の幕府には、己の私利私欲を満たすことしか頭にない連中ばかりであることを忠告。そして、本来帝を守るべき幕府の本分を見失っていることをほのめかすのだった。将軍よりも上の存在という帝の存在が気にかかった光秀は、ボロボロになった御所へと足を向ける。

番組情報

麒麟がくる

毎週日曜 夜8:00〜 NHK総合

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情報提供:ウィルメディア編集部
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