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2019.10.28(月)
注目のインタビュー

大河ドラマ「いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」
月1連載インタビュー

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第10回 黒坂辛作 役/三宅弘城さんインタビュー

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金栗四三(中村勘九郎)が走るときに履いていた足袋を作っていたハリマヤ製作所店主の黒坂辛作。四三がハリマヤに下宿していたこともあり、四三を通してさまざまな人がこの店に集まりました。"ハリマヤは出会いの場"と話すのは、辛作を演じる三宅弘城さんです。三宅さんは学生時代は体操選手、今は俳優のほかに田畑政治役の阿部サダヲさん、脚本の宮藤官九郎さんらとともにバンドを結成し、ドラマーとしても活動しています。そんな三宅さんがアスリートを支える役柄をどのように演じたのか、その思いをお聞きしました。

「シューズを作っていく様子は、バンドのドラムと似ていると思いました」

――黒坂辛作の人物像をどのように捉えていますか?

「典型的な下町の職人だと思います。根は優しいけれど、照れ屋が邪魔して乱暴な口調になってしまったり、ちょっと短気でせっかちなところがある。でも、自分の仕事にプライドを持っている職人というのは、すごくかっこいいと思いました。僕は13年間葛飾区に住んでいたこともあり、辛作さんみたいな"べらんめえ口調"なおじさんが周りにいるなか、多感な時期を過ごしましたから、辛作さんに共感できる部分がありました。また、役者・三宅弘城としても、辛作さんと同じで、なにか人に頼まれたら"できない"と言いたくないところがあるんです(笑)。監督や演出家の注文に極力応えたい、無理なことだとしても、どうしたらその注文に近づけるのかを考えてお芝居を作るので、役者としても"職人"でいたい。そういう意味でも、辛作さんと共通しているところがあるのかもしれないですね」

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――もともとアスリート(体操選手)だった三宅さんですが、ハリマヤについて知識はあったのですか?

「中学生のときにサッカーをやっていたのですが、そのときにシューズの広告で"カナグリノバ"というのを見て記憶に残っていたんです。それで、『いだてん』の制作発表があった後、脚本を書いている宮藤官九郎さんと舞台でご一緒したときに、"金栗さんってどういう人? カナグリノバのこと?"と聞いたら、"そうそう!"と言っていたので、金栗さんがあのシューズのモデルの方というのは知っていました。でもそのシューズを作ったのが今回演じさせていただいた辛作さんのことで、ハリマヤシューズがもともと足袋だったというのは全然知りませんでした」

――シューズを作る役にどんな気持ちで臨みましたか?

「スポーツに関係する役でももちろんうれしかったと思いますが、あえて選手やオリンピック関係者ではない役だったことで、改めて表に立つ人を支えるスタッフの力を感じることができました。辛作さんが金栗さんとシューズを作っていく様子は、バンドのドラムと似ているとも思いました。僕は、田畑政治役の阿部サダヲくん、松沢一鶴役の皆川猿時くんがボーカル、宮藤官九郎さんがギターを担当している"グループ魂"というバンドでドラムを叩いているのですが、ドラムはたいてい後ろにあり、その場所から動けないんです。でも、ドラムがしっかりしているバンドというのは安心して見ていられるんですね。辛作さんも表には出ないけれど、辛作さんの足袋が金栗さんの走りを支えた屋台骨のひとつになったのではないかと思うので、ドラムとの共通点があると思いながら演じました」

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――金栗四三と辛作の関係性をどのように捉えていますか?

「金栗さんは人間的な魅力があり、辛作さんも動物的な勘で、"この人を助けてあげたい"と、初めて金栗さんと会ったときから思ったのではないでしょうか。さらに、マラソン足袋を開発していくなかで、金栗さんのひたむきな姿と人間性に惚れたんでしょうね。金栗さんが連れてきた小松勝(仲野太賀)くんのことも、金栗さんとは違うタイプのおかしなのが来たぞと思ったけれど、やっぱり助けてあげたいという気持ちになったんだと思います」

――金栗四三役の中村勘九郎さんと、田畑政治役の阿部サダヲさんの印象は?

「勘九郎さんは芝居に心がある方で、ハートとハートでぶつかりあうことができ、とても楽しいです。何回かリハーサルを終え、本番ではさらにその上の芝居を見せてくださる。だから一緒に演じていると芝居がのってくるし、いつも勘九郎さんの芝居に感動してしまいます。阿部くんのことは昔から知っているので、役にぴったりだと思いますし、こんなにすごい芝居をするのかと感心して見ています。普段の阿部くんは、しゃべるときはしゃべるんですけどあまり口数が多いほうではないんです。でも、グループ魂のMCのときは"口のいだてん"になることもあるので、田畑さんのような要素がもしかしたらあるのかもしれません(笑)」

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――物語の中で時が進み、五りん(神木隆之介)が店にやってきたシーンもありました。

「辛作さんは長生きしていろいろなことを見てきたので、感慨深いだろうなと思いました。金栗さん、小松くん、五りんと、まわり回って歴史の証人みたくなっているので、辛作さんに感情移入しますよね。五りんが来たときには、足袋だけではなく、足裏がゴムになったいろいろなタイプの足袋シューズがあって、店内も細かいところが変わっているんですよ」

――『いだてん』に出演して、来年の東京オリンピックを見る目が変わりそうですか?

「そうですね。僕は今回、辛作さんを演じて、選手ががんばっている姿を見て感動して泣けてきたんです。マラソンだけでなくオリンピックの水泳シーンも、みんなで一丸となって"がんばれ、がんばれ"とラジオの前で応援しました。本当に『いだてん』は脚本を書かれている宮藤さんの熱い心を感じます。そんな作品に出演し、来年の東京オリンピックは、もちろん体操も見ますが、マラソンを見ることも楽しみになりました。競技によっては、日本のメーカーの靴を履いている外国の選手もけっこういるので、そういうところに注目して見てみるのもおもしろいと思います」

――……ありがとうございました。

番組情報

いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜

毎週日曜 夜8:00〜 NHK総合

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情報提供:ウィルメディア編集部

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