日本で最も使われている番組表アプリ。まだの人は今すぐDL!
auテレビ.Gガイド
2018.1.18(木)
注目のインタビュー

大河ドラマ「いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜」
月1連載インタビュー

テレビ

第1回
金栗四三 役/中村勘九郎さん、
田畑政治 役/阿部サダヲさん インタビュー

今年の大河ドラマは、"日本で初めてオリンピックに参加した男"金栗四三と、"日本にオリンピックを招致した男"田畑政治を描いた物語です。金栗は1912年のストックホルム大会にいかにして出場したのか、1964年の東京オリンピック実現は田畑によってどのように成し遂げられたのか。半世紀にわたるオリンピックへの道を一年かけてお届けします。金栗四三を演じるのは中村勘九郎さん、田畑政治を演じるのは阿部サダヲさんです。落語を通して物語が語られるなど、これまでにない斬新な大河ドラマという点も注目の本作。お二人に、撮影エピソードを含め、作品に対する思いをお聞きしました。

中村「スポーツに対する見方が変わりました」
阿部「この作品に不思議な縁を感じます」

テレビ

――本作で描かれる金栗四三と田畑政治の印象を教えてください。

中村 「とつけむにゃあ(熊本弁で“とんでもない”という意味を表すことば)」という熊本弁があるのですが、僕が演じる金栗さんはまさにそういう方です。一途にマラソンのことだけを考え、マラソンのことしか頭にないけれど、人を惹きつけるオーラや優しさ、情熱を持っている方だと思います。ほぼユニフォームと体操着姿なので、もしかしたら大河史上一番地味な衣装の主役かもしれないですね(笑)。

阿部 僕は金栗さんが話す熊本の方言がすごくすてきだなと思っています。脚本の宮藤官九郎さんがまた流行りそうな言葉をチョイスしているんですよね。

中村 そうなんですよ。金栗さんは驚いたときに「ばっ!」って言うんですけど、いろいろな「ばっ!」が出てくるので楽しみにしていてください。僕はほとんど走っているのでセリフ量はそれほど多くないのですが、阿部さん演じる田畑さんは僕の3倍くらいセリフ量がありますよね。1回で24回分くらい喋っているような(笑)。

阿部 呼吸を忘れて喋り続ける感じはあります(笑)。田畑さんはすごくせっかちな方だったようですが、僕も歩くのが人より速かったり、コース料理が苦手なので、せっかちという面ではもしかしたら田畑さんと似ているかもしれない(笑)。田畑さんはとても頭の回転の速い方で、プロデュース能力もあり、もともと新聞社にいた方なので言葉も巧みに使います。だけど誰にでも噛みついたり、直談判しに行くことが多いので、周りの人たちは田畑さんを止めるのが大変だったんじゃないでしょうか(笑)。

テレビ

――撮影前に準備したことはありますか?

中村 マラソン選手の役なので、体力作りをして、走り方を基礎から習いました。金栗さんの走る姿が映像に残っているので、フォームも意識して臨みましたね。ただ、撮影に入る前は、マラソンといっても撮影だからそんなに走らないだろうと思っていたのですが、大きな間違いでした(笑)。ドローンで撮影すると遠くの方まで撮れるので、走っていてもどこまでもカットがかからないんですよ。とにかく長距離を走らないといけなかったので大変でした。でも、ストックホルムロケも含め、いろいろなところを走れたのはすごく楽しかったです。

阿部 勘九郎さんはすごく体を絞られていて、撮影に入ってからお会いしたとき、とても痩せられて日に焼けて真っ黒になったという印象がありました。食事も変えていたんですか?

中村 食事も変えましたし、体型キープをするよう心がけていました。金栗さんは体が弱かったのでずっと冷水浴を続けているのですが、水を浴びるシーンの撮影で僕は裸なんです。やはり、そこでアスリートらしからぬ肉体は見せられないじゃないですか(笑)。

阿部 なるほど(笑)。僕は選手を諦めて監督になる役なので、泳ぐシーンはあまりなかったのですが、"日本泳法"は最初に覚えました。クロールに似ているんですけど、右か左の片方だけ顔をずっと上げているので全然クロールと泳ぎ方が違うんです。それで僕も片側をあげて泳ぐ練習をしたのですが、撮影の際、カメラ位置の関係で、僕が練習していた向きと逆側を上げる事になってしまって。逆側は練習していなかったので、何度か沈みそうになりました(笑)。

テレビ

――今回、大河の主役を演じることについてはどのように思いますか?

中村 歴史ある大河ドラマの主役を演じられると聞いたときはうれしさよりも、「大丈夫だろうか」という不安がありました。でも、金栗さんの実際にあったエピソードや、宮藤官九郎さんの脚本を読んだときにとてもおもしろかったので、「よし、大丈夫」と思うことができたんです。登場するキャラクターみんながチャーミングですし、それぞれに愛があって、素敵な人たちばかりなので、そこも含めて楽しんでいただけたらと思います。

阿部 大河の主役ってすごいことですよね。僕が初めて大河ドラマに出演したのは勘九郎さんのお父さんの中村勘三郎さんが主役の『元禄繚乱』でした。当時、僕は1話だけの出演でしたが、勘三郎さんの息子である勘九郎さんと今回こうやって一緒に大河ドラマで主演を演じられるというのは、とても不思議な縁を感じます。また、今回の大河ドラマはドラマと落語をリンクさせるという、宮藤さんらしい発想の脚本です。落語でいう"サゲ(オチのこと)"がどうなるのか今から期待しています。

中村 最後の"サゲ"がどういう展開になるのか僕もすごく気になります。物語としては明治から昭和にかけて、時空も飛び越えて描かれているので、自分が出演している、していないに関係なく、これは本当におもしろい作品だと思いました。

――強烈な個性の金栗さんと田畑さんですが、お2人のキャラクターを通して伝えたいことはありますか?

中村 なにごとも一途に情熱をそそいで突き進んでいけばなにかを成し遂げることができるということですね。もちろん情熱を持っているだけではなく、行動力も大切です。金栗さんは当時、コーチや監督がいなかったので、自分で練習法をあみだすなど、行動力もあったんです。

阿部 周りが「嘘でしょ?」と思うくらいの行動力がないと、周りの人たちを動かせないということでしょうね。戦争でオリンピック招致ができないときも、自分の育てた選手が戦死することがあっても、田畑さんも決して諦めませんでした。敗戦で日本全体が暗くなっているときにこそ、日本に希望を持たせたいという気持ちがあったのだと思います。

テレビ

中村 僕は今までスポーツをあまりやってこなくて、役者は勝ち負けがないので、負ける悔しさというのがわからなかったんです。でも、金栗さんとしてストックホルムで走ったときは本当に「悔しい」「勝ちたかった」と思いました。当時はメディアも少なかったと思いますが、金栗さんにかかるプレッシャーは相当だったとわかりました。そう考えると、さまざまなメディアに見られている現代の選手たちにかかるプレッシャーは大変なものだと思います。もちろん当時と環境は違いますが、アスリートの方たちというのは本当にすごい。僕は今回の役を演じて、スポーツに対する見方が変わったので、これまでスポーツに関心がなかった方たちもきっと僕と同じように、この作品を通してスポーツの見方が変わるのではないかと思います。

阿部 本当にそう思います。それに、これから2020年に向けて僕らは新しい国立競技場ができるのを実際に見ているわけですが、ドラマの中でも首都高速など、今ある東京ができあがっていくシーンがあるので、わくわく感を皆さんと共有できるような気がします。演じていても楽しいですし、宮藤さんの脚本が読んでいてもとても笑えるので、視聴者の方たちに日曜の夜に、毎週ぜひ笑って見ていただきたいです。

――……ありがとうございました。

番組情報

いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜

毎週日曜 夜8:00〜 NHK総合

登録して出演番組を
見逃さないようにしよう。
テレビ

情報提供:ウィルメディア編集部

テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
テレビ
オススメ
テレビ
TELASA×auテレビランキング
テレビ
auテレビTOP
番組表