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第6回 田畑政治 役/阿部サダヲさんインタビュー

第25回から『いだてん』は第2部田畑政治篇に入ります。これまで陸上がメインだった物語が水泳メインへと移り、第1部で何度が登場していた田畑が物語の主軸となっていきます。これから日本はどのようにオリンピックと向き合い、東京招致に至るのか。金栗四三とはまた違う、強烈で個性的な田畑の奮闘に注目です。ここでは、田畑を演じる阿部サダヲさんに、田畑の人物像、そして物語はどう進んでいくのか、見どころを含めてお聞きしました。

「スポーツを通して明るくなれるんだということを見ている方に伝えたい」

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――田畑政治を演じるときに意識していることはありますか?

「嘉納治五郎さんのセリフで、"彼は口がいだてんだな"というのがあるので、見ている方にもそう思っていただけるように演じたいと思っています。史実でも田畑はすごくせっかちで、考えるよりも先に口が出てしまい、なにを言っているのかわからないような方だったとありました。でも本当になにを言っているのかわからないとドラマでは困るので(笑)、ギリギリのところまで早口でできればいいなと思ってがんばっています」

―― 田畑の印象的なエピソードはありますか?

「歩くのが速かったり、自分が書いた字も読めないくらいなぐり書きだったり、外で食事をしたあと、必ずといっていいほど自分の靴ではないほかの人の靴を履いて帰ってしまったり、とにかくせっかちだったそうです。靴を履くよりも違うことを考えているくらいせっかちというのは、度を越していますよね(笑)。タバコを吸うときも、マッチを擦って火をつけて、火のついたほうを吸ってしまい、"熱っ!"と言うまでの一連の動きがあるのですが、どのタイミングでどの動きをするのかが演じていてとても難しいんです。でもそういった芝居に臨むときは、まるで競技前のアスリートみたいな気持ちになれるので楽しいですね(笑)」

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――田畑は、時代を動かす大物に対しても強気だったようですね。

「当時は今のように簡単に情報が入る時代ではなかったので、田畑も怖いもの知らずでいられたのだと思います。田畑は新聞社の政治部に入っているのですが、誰にでもはむかっていってしまうところは本当にすごい。でも、さすがの田畑もヒトラーに会ったときだけは尻込みします(笑)。そんな田畑ですが、スポーツ以外の争いごとは好きじゃないというのはずっと一貫しています。犬養毅さんが、"スポーツは負けてもすがすがしい"というようなことを言うんですけど、田畑は"勝たなきゃだめです"と反論します。そういうところにも田畑の性格がよく表れていると思います」

――田畑篇はこれまでの金栗篇とは違った見どころがありそうです。

「そうですね。日本が初めてオリンピックに出場したときは2人の選手から始まりましたが、田畑篇では選手も多くなり、ロサンゼルスオリンピックではメダルもたくさん取るので、そのときのお祭り具合はこれまでと違うところだと思います。選手たちも世界に通用するようになっているから自信がついているんですよね。そんな彼らがほかの国の選手たちと和気あいあいとしているシーンは、オリンピックならではだと思います。田畑は田畑で、外国の人たちにまったく物怖じしないので、"ヤンキーども!"というようなことを言って本当に口が悪いんですよ(笑)。ベルリンオリンピックでは、"前畑、ガンバレ!"というような、皆さんが知っている有名なシーンも出てくるので、見ていても楽しんでいただけると思います。このシーンは現役のアメリカ人選手も参加していて、エキストラの皆さんやアナウンサー役のトータス松本さんと一緒にすごく盛り上がりました」

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――ロサンゼルスオリンピックでは日本泳法を披露するシーンもあるそうですね。

「エキシビジョンで泳ぎます。撮影は4月頭の屋外プールでふんどし一丁で行われたので、寒さが堪えました(笑)。しかもずっと立ち泳ぎをしている状態で、"オリンピック"という文字を書くのがすごく難しかったです。みんな相当練習して臨みましたが、本番は3メートルくらい深さがあるプールで長回しで撮ったので本当に怖かったです。さらにそこに外国の選手たちが飛び込んできてアドリブで引っ張ったりするんですよ。あまりに体がキツかったので、オンエアには入ってないと思いますけど、小さな声で"やめろよ!"と言っています(笑)」

――水泳チームのチームワークはいかがですか?

「日本水泳界のスター・高石勝男さんを演じる斎藤工さんと、日本人初のオリンピック連覇をする鶴田義行さんを演じる大東駿介さんが、チームの若い子たちと芝居をしていない時間にも話をしたり、競技のシーンで"次はこうだから"と説明をしていて、すごくいい雰囲気でした。僕は寒くてプールから上がっちゃったんですけど、彼らは水の中でおっかけっこしたり、"写真撮ろう"と言ったり、青春を楽しむ学生みたいでしたね。きっとその良い雰囲気がそのまま映像に映るのではないかと思います。でも、僕としては楽しそうにしている彼らを見て急に年とったなと感じていました(笑)」

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――では、最後にメッセージをお願いします。

「田畑は日本水泳がメダルをたくさん取ったロサンゼルスオリンピックのときに水泳の総監督をしているので、ドラマもそこまではお祭りのような回がずっと続くと思います。でもその後は、五・一五事件や二・二六事件が起こり、田畑も日本にオリンピックを呼びたいけれど、本当にこの国にオリンピックを呼んでいいのだろうかと悩んでいくことになります。でも、"こんなときだからこそオリンピックをやるんだ"と思う田畑の心情や、スポーツを通して明るくなれるんだということを、見ている方に伝えていければと思っています」

――……ありがとうございました。

次回

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第28話

「走れ大地を」

2019年7月28日(日) 午後8:00〜 NHK総合

東京市長の永田はオリンピック招致の構想をぶち上げる
ロス五輪が迫る中、関東大震災からの復興に手ごたえを持つ東京市長・永田秀次郎(イッセー尾形)は東京にオリンピックを招致する構想をぶち上げる。田畑政治(阿部サダヲ)がロスの前哨戦と位置づける日米対抗水上競技大会が開幕すると、日本水泳陣はアメリカチームに圧勝。本大会に向けて勢いに乗る田畑たちだったが、その矢先に満州事変が発生する。混迷する政局。田畑はスクープを狙って高橋是清(萩原健一)を訪ねるが―

出演:噺・ビートたけし中村勘九郎阿部サダヲ綾瀬はるか生田斗真杉咲花森山未來神木隆之介橋本愛杉本哲太竹野内豊大竹しのぶ役所広司

番組情報

いだてん 〜東京オリムピック噺(ばなし)〜

毎週日曜 夜8:00〜 NHK総合

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情報提供:ウィルメディア編集部
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