元プロ野球選手のパンチ佐藤と、UNO芸人のウノ山本のYouTubeチャンネル「ウノとパンチの今日もどこかでDYNAMITE!!」がひそかに話題になっている。パンチ佐藤といえば、1990年からオリックスでプレーし、仰木彬監督の寵愛もあって主に代打や代走で活躍。入団時の「パンチ語録」も話題になった。そんなパンチ佐藤の相棒を務めるウノ山本は、日本で唯一のUNO芸人。カードゲームの「UNO」を使った占いや一発芸を多数持つ、言わばカルト芸人。
一見風変わりな組み合わせのこの2人が毎回登場するYouTubeチャンネル「ウノとパンチの今日もどこかでDYNAMITE!!」は、今年4月にスタートし毎週火曜、木曜、土曜の19時から配信。チャンネル登録者は早くも200人に到達しそうな勢いだ。
毎回テーマはバラエティに富んでいて、閉店が決まった中華料理屋「太陽軒」の最終日にラーメンを食べに行ったり、川崎球場跡地である富士通スタジアムを取材したり、「チネチッタ通り商店街」を散策したり、ロケ地は川崎市内に限定している。そう、パンチ佐藤は川崎市に生まれ育ち、現在は川崎市市民文化大使を務めているのだ。
もちろん、パンチ佐藤が現役時代に尊敬していた選手や初スタメン試合の思い出など、野球の話題も欠かせない。そこへ広島県出身で熱狂的な広島カープファンのウノ山本が加わるという、野球ファンにはたまらないテーマも抑えている。
それにしてもなぜ、この2人がコンビを組むことになったのだろうか。第1回配信によると、2人が初めて出会ったのはウノ山本のラジオ番組「ウノ山本ミッドナイトでろんず」。ゲスト出演したパンチ佐藤が、ウノ山本の真っ直ぐな人間性にパンチ佐藤が惹かれたことで、一緒に食事をするようになり、2人の距離は一気に縮まったという。2人のトークを聞いていると、高校の先輩と後輩がダベっているような心地よさがある。おそらく20歳ほど年は離れているはずなのに。パンチ佐藤によると「A型（パンチ佐藤）とO型（ウノ山本）で相性がいい」とのこと。2人のトークの安心感は血液型の相性にも裏付けられていた。
6月19日にプロ野球が開幕すると、さらに野球ネタが増えそうだ。野球ファンとしては、元プロ野球選手をゲストに呼んだり、パンチ佐藤とウノ山本による野球ゲーム対決などにも期待したいところ。地上波のテレビ番組には収まりきらない勢いのあるパンチ佐藤とウノ山本にはYouTubeがとても似合う。今後どんな大爆発を見せてくれるのは、「ウノとパンチの今日もどこかでDYNAMITE!!」に注目だ。
